軽量なねじ部品(アルミ、チタン)

材質でアルミとチタンのねじが軽量化によく用いられます。

比重は鉄・・約7.8,アルミ・・約2.7, チタン・・約4.5 とアルミが軽く、加工性も良いのですが、引っ張り強さはチタン合金が良く、薄く細く作ることにより軽量化できます。また、鉄系のねじでも頭を削ることにより、軽くすることも出来ます。アルミは加工性が良いので価格もリーズナブルです。材料は1000系から7000系まで7系統があり、機械的性質や物理的性質が異なります。

ねじ用としましてはアルミニウム合金で下記の6種類があります。

1,AL1 (A5052)

2,AL2 (A5056)

3,AL3 (A6061)

4,AL4 (A2024)

5,AL5 (A7N01)

6,AL6 (A7075)

チタンはアルミよりも強度と耐食性に優れています。

ただ材料価格が高く、加工性も悪いことから医療や航空機、趣味品などに用途が限定されています。

材料は純チタンとチタン合金があります。

純チタンに比べて耐食性が良好なものや生体親和性が良いもの、医療向けで材料にロット番号が付与されておりトレーサビリティーがとれた材料も出ております。

強度や耐食性、耐摩耗性の向上など環境や条件に応じた素材や表面処理の選択が可能です。

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